ピアノの寿命はどのくらい?少しでも長く使用する方法も解説!  

「ピアノの寿命はどれくらいなのか知りたい」「少しでも長く弾きたい」などピアノの寿命はどのくらいなのか気になる方も多いでしょう。

寿命は種類やメーカーによって異なるので目安を知っておく必要があります。

この記事ではピアノ寿命を少しでも長く使用する方法について解説します。

最後まで読むと、どのくらい長く使えるのかや、長く使う方法が分かるので、ぜひ参考にしてください。  

ピアノの寿命

ここからはピアノの寿命についてお伝えします。

メーカーや種類によって、目安の使用期間が変わるので、把握しておく必要があります。

突然、異常が発生した際でも、寿命だと分かれば故障の原因も追求しやすくなります。

寿命が分かるとどのくらいの期間使用したいかでも購入する種類が変わってくるので把握しておきましょう。

電子ピアノやハイブリッドピアノ

電子やハイブリッドピアノの場合は10年~15年が目安と言われています。

後ほど紹介しますが、アコースティックと比べるとかなり寿命の期間は短いです。

アコースティックと比べて寿命が短い理由は電子機器だからです。

電子機器の場合、電化製品と変わらないので寿命は長くても15年程度になります。

使い方やメンテナンス状況ではもう少し長く使用できることもありますが、アコースティックに比べると短いです。

そのため、どのくらい長く使用したいかで購入する種類を決めておくと良いでしょう。

ただ、電子やハイブリッドはヘッドフォンを使用して演奏ができます。

昼間など限られた時間以外にも演奏できるので自分の都合に合わせて練習できます。

アコースティックだと音が出るので夜間の練習は難しく、日中の限られた時間で行なわないといけません。

アップライトピアノやグランドピアノの寿命

アップライトピアノやグランドピアノの寿命は30年~60年程度です。

平均すると40年は使用できるので電子ピアノの倍の期間は使用できます。

また万が一故障した際も修理で直る可能性が高いのも特徴です。

修理が上手くいき、丁寧に使用し続けた場合、100年以上使えることもあります。

アップライトやグランドは長期間使用したい方に最適です。

特に親子で使用している方であれば、子供が大人になっても演奏できます。

寿命が長いので、代々引き継いで思い出を残すことができるのもうれしいですよね。

中古ピアノの寿命について

ここからは中古ピアノの寿命について紹介します。

先ほどは新品という前提でお伝えしましたが、中古だと寿命は変わってきます。

自分が持っているものが中古なのか、これから購入しようとしているものが中古の場合は使用できる目安の期間も変わるので把握しておきましょう。

中古ピアノの寿命

中古のものだと寿命は使用期間やメンテナンス状況によって大きく変わるので店員に確認する必要があります。

中古は新品に近い状態の物から目安の使用期間を満たしているものなど幅広く販売されています。

そのため、どのくらい使用できるかの目安期間は店舗に置かれている状態によって決まるのです。

これから中古のものを購入しようと考えている方は必ず店員に状態を聞きましょう。

また中古のものに異常がなければ先ほどお伝えした新品の寿命が目安になります。

これまでの使用期間と目安となる使用期間を計算して購入しましょう。

中古ピアノを購入する際は状態を確認する

中古を購入する際は盤の状態や音の響き、内部の部品の劣化、メンテナンス履歴などを確認しましょう。

人によって扱い方も変わるので、思っていた以上に内部が劣化していたり音の響きが悪かったりすることもあります。

中古で販売されているから安心して使用できると思い込まずに疑うことも重要です。

またメンテナンス履歴も確認しておきましょう。

メンテナンスが定期的に行われていると適切に扱われていた可能性も高いので安心して使用できます。

逆にメンテナンスがほとんどされていないピアノであれば故障する可能性も高くなります。

前の人の使い方でも寿命は左右されるので、できる範囲で情報は得ておきましょう。

ピアノを少しでも長く使用する方法

ここからは少しでも長く使用する方法について解説します。

ポイントを知っていれば長く使用できるうえに故障のリスクも軽減できます。

ピアノはとても高額な商品なので少しでも長く使用したい方が多いと思うので、ぜひ参考にしてください。

定期的に外観の掃除をする

少しでも長く使用するためには外観を定期的に掃除することです。

ほこりが積もった状態が続くと内部にも影響が出てしまって劣化に繋がります。

劣化スピードが早くなると故障したり寿命がきたりするので気をつけましょう。

外部の掃除方法は傷を付けないように専用のクロスを使用したりはたきを使用したりするのがおすすめです。

汚れている場合、はたきだけでは落ちないので専用のクリーナーを使用しましょう。

専用のクリーナーを使用すれば傷をつけずに汚れを落とすことができます。

掃除の頻度は毎日行う必要はなく、週に1回や汚れが気になった時に行うのが良いです。

定期的にメンテナンスを行うことが大切です。

定期的に内部の掃除をする

外部だけでなく内部のメンテナンスも行うことが重要です。

電子ピアノは内部の掃除ができませんが、アコースティックであればできます。

やり方としてはふたを開けて溜まっているほこりを掃除機で吸い取ることです。

専門業者でない方が行えることは。ほこりを吸い取るくらいと限られているので、より細かい掃除はしないようにしましょう。

細かいとこが気になる場合、専門の業者にお願いして掃除をしてもらいましょう。

湿度に注意してピアノを置く

最適な湿度は40%~60%です。

アコースティックだと本体は木製で弦は金属のため湿度の影響を受けやすいです。

仮に湿度の高い場所にピアノを置くと音が出にくかったり鍵盤が戻りにくかったりとトラブルが発生することもあります。

その場合、思ったように演奏ができないので練習にもなりません。

特に梅雨の時期は湿度が上がりやすく、トラブルも発生しやすいです。

ピアノを置く際は年間通して湿度の変化が少ない場所を選びましょう。

湿度の影響でピアノの寿命が縮まることもあります。

サビ対策を行う

ピアノは金属も使用されているので必ずサビ対策も行いましょう。

サビが発生する原因は先ほどお伝えした湿度が原因です。

サビが発生していると音が悪くなることが多く演奏に影響が出ます。

音が悪いと満足のいく練習もできないので対策は重要です。

現在既にサビが発生している場合はサビ落としで直接落すしかありません。

弦の場合は調律も必要となるので専門の方に依頼する方が簡単です。

素人の方では難しいことも多く、上手く行かなかった場合、逆効果になる可能性もあるので気を付けましょう。

まとめ

この記事ではピアノの寿命や長く使用する方法について解説しました。

種類によって寿命が異なるのが特徴です。

電子ピアノの場合10年~15年、アコースティックの場合30年~60年と大きな差があるので、あらかじめ把握しておきましょう。

また、長く使用するためのメンテナンス方法を知っておけば、寿命が来ても使えることが多いです。 これから購入しようとしている方や今使用している少しでも長く使いたい方はぜひ、この記事を参考にして実践してみてください。