「遺品で出てきたピアノをどのように処分したら良いか分からない」「故人が使用していたが、きれいなのでお金に変えたい」など使用しなくなったものが自宅にある方も多いのではないでしょうか?

使用できる状態であれば買取をしてくれる業者もあるので、お金を払って処分するのはもったいないです。

この記事では遺品であるピアノを処分するために知っておきたいポイントや売る際の注意点について解説します。

最後まで読むと自分にとって最適な処分方法または売却方法が分かるので、ぜひ参考にしてください。

遺品で出てきたピアノの処分方法

遺品で出てきたピアノの処分方法

ここからは遺品から出てきたピアノの処分方法を紹介します。

処分方法は大きく分けると6つあり、それぞれ特徴があるのでぜひ参考にしてください。

粗大ゴミとして処分する

自治体によっては粗大ゴミとして処分できます。使用しなくなったピアノを指定の場所へ持っていき、2,000円ほど払えば処分可能です。

一部の自治体では処分できないこともありますが、低コストで引き取ってくれるのでおすすめの方法です。

指定日さえ合えば即日処分することもできるので、早く無くしたい方は調べてみましょう。

ネットオークションやフリマアプリで売る

ネットオークションやフリマアプリで売ることでお金に変えられます。出品時の金額は自分で指定できるため、現状に見合った価格設定ができます。

ただ、ネットオークションやフリマアプリは買い手がいないと売れません。買い手が見つからないと長期間保管しておかないといけないので急いで処分したい方には不向きです。

時間に余裕があり、お金に変えたいという方がネットオークションやフリマアプリはおすすめです。

友人や親戚に譲る

友人や親戚にピアノが欲しい方がいれば簡単に譲れるのでおすすめです。搬送作業は大変ですが、基本的には無料で引き取ってもらえるので処分費用を抑えたい方におすすめです。

ただ、遠方の方に譲る場合、送料が発生することもあるためどちらが負担するかはあらかじめ決めておきましょう。

施設に寄付する

ピアノを欲しいという施設があれば寄付できます。寄付するための費用はかからないので、無料で引き取ってくれます。無料で引き取って欲しい方にはおすすめの方法です。

しかし、施設の場合は日程調整や話合いなどが必要なので時間かかることもあります。両者の予定を合わせないといけないので時間的余裕がある方にとって最適な方法です。

買取業者にお願いする

ピアノを買い取ってくれる業者は多いです。買取業者の場合、お金をもらえるうえ引き取ってくれるため一番おすすめの方法です。

問い合わせから引き取りまで早い場合1週間以内に可能なので、急いでいる方でも問題ありません。メーカーや種類によっては高価買取をしてくれることもあります。

買取業者にお願いした時の査定基準

査定基準は下記の通りです。

  • モデル名
  • 品番
  • メーカー名
  • ペダルの本数

上記の項目から査定価格が決まります。

一般的な相場は決まっていますが、状態や付属品の有無によっては買取価格が大きく変わることもあります。

ピアノの買取価格の相場

ここからはピアノの買取価格の相場について解説します。

グランドピアノの場合

グランドピアノの場合10,000円~100,000円程度と幅広いです。種類やメーカーによって大きく買取価格が異なります。

特に古い場合、買取価格相場が数万円程度になることが多くなっています。

アップライトピアノ

アップライトピアノの相場は30,000円~200,000円程度です。グランドピアノに比べて金額幅は少なく、料金も比較的安いです。

アップライトピアノも同様に古いものであれば金額が安くなる傾向にあります。

電子ピアノ

電子ピアノは数千円~25,000円程度と他の種類のピアノと比べて安いです。状態が悪いと値段が付かない可能性もあるので、把握しておきましょう。

比較的新しいもので状態が良い場合は10,000円を超えることもあります。

ピアノを売る際の注意点

ピアノを売る際の注意点

ここからはピアノを売る際の注意点を解説します。

売る時に注意しておかないと損をしてしまうこともあるので気を付けましょう。

出張費用が発生しないか確認する

ピアノを引き取ってもらう際に出張費用が発生しないかを確認しましょう。業者によっては出張費用が発生することもあり、買取金額から引かれてしまいます。

高価買取の業者でも出張費用がかかると安くなるので気を付けましょう。

キャンセル料が発生しないか確認する

実際に自宅まで来てもらい査定した際にキャンセルをするとキャンセル料が発生することもあります。

事前査定で大まかな金額は分かりますが、状態が思った以上に悪いと減額されます。減額されて金額に納得いかず断るとキャンセル料が発生して損する可能性もあるため気を付けましょう。

無料で引き取りになることもある

業者によっては値段が付くものでも無料と言われることもあります。自分たちの利益重視の業者もいるため何かしらの理由を付けて無料にしてきます。

知識がない場合、無料で引き渡すと損してしまうため、複数の業者に依頼するのがおすすめです。1つの業者だと明確な金額が分からないので、複数の業者に依頼して比較してみましょう。

ピアノの買取業者を選ぶ方法

ここからは買取業者を選ぶ方法について解説します。

業者によって買取価格や引き取りの条件など変わります。

実績を確認する

実績は安全性も考慮すると重要な要素です。実績のある業者であれば適切な金額を提示してくれ、不要な費用も発生しません。

一方で実績がない業者だと悪徳業者の可能性もあります。悪徳業者だと買取金額を下げたり追加費用を要求してきたりすることもあります。

また個人情報も提供することになるので危険です。買取業者は多く存在するので気を付けましょう。

対応エリアを確認する

 業者によって対応エリアが決まっているので確認しましょう。高価買取を行っている業者でも対応エリア外だと追加費用が発生することもあります。

追加費用が発生すると最終的な買取金額は下がるので、対応エリアは事前に確認する必要があります。

入金までのスピードを確認する

業者によって引き取りしてからの入金スピードが違います。早い業者だとその場でお金をもらえますが、遅い場合数日後になる可能性もあります。

早急にお金が必要な場合、あらかじめ入金スピードを把握しておきましょう

事前査定の有無を確認する

事前査定を行ってくれる業者なのか前もって確認しておきましょう。事前査定がない場合、自宅まで来てもらうために予定を合わせる必要があります。

また買取を断る場合、キャンセル料がかかることもあります。キャンセル料が発生した場合、無駄な出費になってしまうので気を付けましょう。

まとめ

この記事では遺品で出てきたピアノの処分方法や買取金額の相場・注意点などをお伝えしました。処分する方法は大きく分けて6つあり、自分に合ったやり方を選択できます。

中でもピアノを買い取ってもらう方法はおすすめです。搬送作業も行ってくれるうえ、お金を貰えるためお得な方法です。